GNS3 上でトポロジを構成する際、誤ったコンフィグを投入してしまって、あまつさえ保存してしまったとします。
こういった場合設定を初期化したいのですが、 erase startup-config
だけだとルーターのホスト名の設定やロギングの挙動の調整といった、
ルーター初回起動時に投入される便利なコンフィグが読み込まれません。
最低限ルーター名だけでも最初から投入してくれないとわかりにくくて大変です。
GNS3 のドキュメント探してみましたが相当するようなドキュメントが見つからなかったので結構苦労しました。
トポロジを構成するルーターが 1, 2 台ならプロジェクト作り直せばいいかで済むんですが、 5 台以上になってくると大変です。
トポロジを作るのに加えてインターフェイスのラベルの位置とか微調整しているので作り直しってなったら発狂したくなります。
つーか、 Mac 版だと コンフィグ消したら NVRAM が勝手に初期化されたから、 Windows 版のバグのような気がしないでもない。
R1#erase startup-config Erasing the nvram filesystem will remove all configuration files! Continue? [confirm] [OK] Erase of nvram: complete R1# *Mar 1 00:00:26.751: %SYS-7-NV_BLOCK_INIT: Initialized the geometry of nvram
誰か教えて下しあ。。。
GNS3 のドキュメントに載ってるのかな。。
今度腰を据えて GNS3 のドキュメント読もうかな。
というか GNS3 2.0 RC2 までいったようで、熱いね。
もうリリース間近といった感じ。
以下は Windows 版でのみの話し
ルーター上で
erase startup-config
これでルーターを再起動しても初回起動時に投入されるコンフィグは入らない。
ホスト名も設定されていない完全にまっさらに初期化されたルーターが起動される。
まあ、物理的なルーターの動作としてはこれが正しいんだが、コンセプトを理解したい場合は違う、そうじゃないとなる。
次に、ルーターを停止させる。これ重要。
右クリックでコンフィグをインポートする。
Windows なら
C:\Users\wnoguchi\GNS3\configs\ios_base_startup-config.txt
Mac なら
/Users/wnoguchi/GNS3/configs/ios_base_startup-config.txt
Linux なら(エスパーしている)
/home/GNS3/configs/ios_base_startup-config.txt
ちなみにコンフィグは以下のような感じになっていた。
! service timestamps debug datetime msec service timestamps log datetime msec no service password-encryption ! hostname %h ! ip cef no ip domain-lookup no ip icmp rate-limit unreachable ip tcp synwait 5 no cdp log mismatch duplex ! line con 0 exec-timeout 0 0 logging synchronous privilege level 15 no login line aux 0 exec-timeout 0 0 logging synchronous privilege level 15 no login ! ! end
%h
の部分がホスト名に置換されているわけですな。
プライベートコンフィグは読み込まなくて良い。
そしてルーター起動。
これで OK 。